風水においては玄関は良い気を迎え入れるのに大切な場所となります。
動物の置物を置くと良いと言われていますが、実際どのような、何の置物を置いたら良いのでしょうか。置く動物の種類によってどのような効果が得られるのか押さえておきましょう。
<風水と玄関の関係>
置物の前にまずは風水と玄関についての関係を押さえておきましょう。
玄関は幸運の気の入り口とされており、家全体の運気を良い状態にする上ではとても重要な場所となります。
そのため、玄関の状態で家の運気が左右されると言っても過言ではありません。
ところで風水は「環境学」という学問の一種になります。
占いやスピリチュアルという印象が強いかもしれませんが、環境を整えることで気の巡りを良くし、家の中の状態・運気を良い状態にするという立派な学問なのです。
良い気を迎え入れられる玄関の条件は、キレイで整理整頓されていることが重要になります。
玄関の掃除を怠っていると、汚れて自然と運気が落ちてしまいます。
運気事態にも良し悪しがありますので、玄関を整えていないと悪い気(邪気)を呼び寄せやすくなってしまいます。
玄関をキレイに整える事を最優先に考えて、それからどんな置物を飾るかを考えていきましょう。
<動物の持つ意味やパワーとは>
玄関に飾る動物の置物ですが、動物によってどんな効果を得られるのでしょうか。その特徴を押さえておくことで、自分に合った動物を選んでいきましょう。
カエル
カエルはビジネスへの効果が期待出来る商売繁盛の力を持っています。
財運に効果をもたらすカエルですが、より商売繁盛させたい場合はカエルの口にコインを噛ませると更に効果アップを望むことが出来ます。カエルがコインを咥えてる姿には少し違和感もありますが、そこはご愛嬌という事で信じましょう。
カエルの置物を置く場所は基本的には玄関やお店の入口に置くことがお勧めです。しかし、注意しなければならない点があります。
それはカエルを玄関やお店の入口の方向に向けないことです。玄関からカエルがお金を持って出て行ってしまいます。
ゾウ
ゾウは自分のアイデンティティーを表します。
自分に自信を持てない場合や自分自身が一体何をしたいのか分からない時にゾウの置物を置くと自分の存在感が徐々に増す感覚を得ていくでしょう。
ゾウはその体の大きさからも分かるように非常に存在感があります。その力にあやかることで自分の存在感も増していきます。
また、自分を信じて何かを達成したい場合もゾウの置物は効果的と言えるでしょう。
獅子
シーサーは沖縄で家の守り神として有名ですね。屋根の上や門の上に設置しているのを良く見かけるかと思います。
家に飾るタイプのシーサーをお持ちの方も多いかと思いますが、玄関にシーサーを飾る場合は龍と一緒には置かないようにしましょう。
龍はプライドが高い生き物のため、他の動物と一緒に置かれることを嫌います。
シーサーはできれば玄関の外や、リビングなどに置いてみましょう。
また最近は「玄関用のシーサー」として売られているものありますので、それを置く場合は龍とは一緒に置かないよう注意が必要です。
龍
龍の置物を玄関に置く場合ですが、玄関を入って右側に配置しましょう。右側は気の通り道で、ここに龍の置物を置くと気の流れをスムーズにする効果が期待出来ます。ガラス製のものを選ぶと発展運がアップします。
先ほどもありましたが、他の動物と一緒に飾らないように気をつけましょう。
虎
虎はその見た目通り、とても頼りがいのあるお守り的動物です。邪気を追い払い、家や家族、子どもを守ってくれます。
玄関に置くことで悪い気・邪気が家に侵入するのを防いでくれます。
外には悪い気もたくさんありますので、外から帰った時に家の中に邪気を入れないために虎はその力を発揮してくれます。
ウサギ
ウサギは縁結び・社交の象徴とされています。
ウサギは東を表す生き物ですのでウサギの置物は東に置くことがオススメです。
縁結びや恋愛運を上げたい場合は、ピンクの物を一緒に添えるか、ピンクのウサギを選ぶとより効果が期待出来ます。
ウサギはとてもさびしがり屋でもあるので、それ故に人を惹き付ける力を持っています。
蛇
蛇は金運・財運UPの縁起物とされています。見た目はあまり好かれるような恰好ではないかもしれませんが、脱皮を繰り返す蛇は常に「成長」を意識させてくれ、生命力が強い蛇は「命」の象徴ともされています。
神社等の守り神に蛇が使われていることもあるほどで、また蛇自体が龍に似ていることから幸運と富を司る動物となっています。
蛇は南東を表すので木の気を持っていますので、南東に置くとより効果を期待することが出来ます。
招き猫
動物の置物の代表格と言ってもいいほどの知名度の招き猫。
実は招き猫は2種類存在します。
左手を上げて招いている猫は人を招き、右手を上げて招いている猫は金銭を招くと言われています。
まれに両手をあげた招き猫もいますが、両手をあげていると「お手上げ」になるので買わないように注意しましょう。
万歳のようにも見えますが、万歳というのは成し遂げた時にするものなので、道半ばの状態では「お手上げ」でしかありません。
招き猫は色に寄ってもまた意味が変わってきます。金色は金運、白色は福を招き、ピンクは恋愛運、黄色は縁結びの猫になります。
招き猫を置く場合は注意点もあります。
来客の多い家の場合は、金運を招いてくれますが、そうでない場合は逆に金運を吸収してしまいますので注意しましょう。
ふくろう
ふくろうは、漢字で「不苦労」とも書き、苦労をしないという意味を持っています。
学力アップや金運アップなどの効果が期待出来、ふくろうは首が180°回転することから、商売などの見通しが良いとも言われています。
方角的には西向きに置くと金運が上がると言われています。
ふくろうについての記事もありますので、参考にしてみて下さい。
風水 玄関の置物でふくろうが持つ効果やパワーとは
http://風水.site/2017/05/02/genkan-owl-ornament/
鳥
羽ばたきながら飛ぶ鳥は、風水では、縁や幸運を運んでくるとされています。
人間関係をスムーズにして、いい情報をもたらすとも言われています。
情報社会の今、より良い情報に触れるためにもオススメの置物と言えます。
<まとめ>
いかがだったでしょうか。
玄関に置く動物の種類によって得られる効果の違いを把握することが出来たのではないでしょうか。
家の入り口でもある玄関は、見た目も重要で、可愛い物、カッコイイものなど見た目で選ぶこともあるかと思いますが。得られる効果も押さえながらセレクトしてみましょう。
注意点に気を付けながら、玄関を動物の置物で彩ってみましょう。